ベルギーへの進出支援
EUやNATO本部が設置されている、首都ブリュッセルを抱えるベルギー。日本企業の進出も活発な国となっていますが、経済や文化などの特徴はどうなのでしょうか。これから海外進出を考えている企業が知っておきたい情報をまとめてみました。
ここが進出しやすい!
ベルギーは一人あたりの実質GDPが高く、豊かな市場とビジネスチャンスがあると言えます。また、英語能力指数が111カ国中6位と非常に高く、外国語学習のコストを抑えやすいです。これにより、グローバルなビジネス展開が期待できます。
- 人口規模:各国の市場規模を測る指標の一つで、大きいほど事業成功時のインパクトが大きい。
- 一人あたりのGDP:各国の経済規模や豊かさを測る指標の一つで、高いほど事業成功時のインパクトが大きい。
- 賃金:現地人材の雇いやすさを測る指標の一つで、低いほどコストを抑えた雇用が可能。
- 治安:各国の進出リスクを測る指標の一つで、良好なほど不確定要素が少なく、失敗のリスクが低い。
- 英語能力:高い方が進出時の外国語学習のコストを抑えやすい。
- 海外進出日系企業拠点数:少ない方が競合数が少なく、競合優位性を発揮しやすい。
海外進出先としての
ベルギーの魅力とは?
欧州の玄関口として
物流業が活発化
EY 新日本有限責任監査法人が行った調査によると、ベルギーのFDI(海外直接投資)は2020年から2021年にかけて8%増加。これは欧州の平均を上回る結果となっており、ベルギーの経済は回復傾向にあると考えられます。FDIの中でもトップとなっているのが輸送・物流業で、欧州の玄関口として物流の中心を担っています。
製造業を中心に
幅広い業種が進出
外務省「海外進出日系企業拠点数調査」の2021年調査結果(令和3年10月1日現在)によると、ベルギーに拠点を持つ日系企業は237社。そのうち104社が製造業となっており、卸売業・小売業、運輸業・郵便業が続いています。さらに、情報通信業、金融業・保険業、宿泊業、飲食サービス業などの進出も見られます。
3つの公用語+英語を話す
割合が多め
ベルギーは国土面積が日本の約1/12、首都ブリュッセルにEU・NATOの主要機関を持つ国です。公用語はオランダ語・フランス語・ドイツ語の3語、これに加えて英語を話す人も多くなっています。また、北部と南部で国民性が異なるのも特徴であり、北部はドイツ文化が色濃く几帳面、ラテン文化の影響を受ける南部はおおらかなタイプが多いようです。
ベルギーへの海外進出には
こんな会社がおすすめ
発達したインフラを活かしたい
企業におすすめ
首都ブリュッセルにEUの本部があり、欧州政治の中心となっているベルギー。日本の約12分の1という小さな国土でありながら、鉄道・道路・港といったインフラが発達しているため、とくに物流が活発となっています。この地理的な利便性と物流を活かしてビジネスを行いたいという会社こそ、ベルギーは注目すべきではないでしょうか。
経済的な発展が
期待できる魅力的な国
運輸・物流業が活発化しているベルギーには、すでに数多くの日本企業が進出している。しかし、その数は中国・韓国などのアジアやアメリカに比べたらまだ少ないのが特徴。経済的な発展も期待できることから、これから海外進出を考えている企業にとってはグリーンフィールドのひとつと言えるだろう。
当サイトでは、世界の統計データを基に、 今が狙い目の穴場な進出国をピックアップ。世界を俯瞰的に見ることで、自社が本当に勝てる市場を見つける手助けになれば幸いだ。各国の情報や進出支援コンサル会社についても紹介しているので、あわせてチェックしよう。
ベルギーへの海外進出を
支援するコンサル会社
ここからは、ベルギーへの海外進出を支援してくれるコンサルティング会社3社を紹介します。
PwC
日本人スタッフが日系企業を支援
ベルギーの首都ブリュッセルに事務所を構えているPwCベルギーでは、日本人スタッフが中心となってベルギーに本社を置く日系企業をサポート。税務法務やアドバイザリーを基本とし、幅広いサービスに対応できる体制を整えています。
デロイトトーマツ
日本語での
サービス提供で安心感あり
デロイトトーマツのベルギー支店では、海外進出を志す日系企業へのサポートを日本語で提供。世界各国に日本人スタッフおよびバイリンガルメンバーが在籍しており、監査・保証業務などにあたっています。
RSM汐留パートナーズ
税制面での
サポートに強みを持つ会社
ベルギーへの進出を支援するため、会社設立・会計税務・スキーム検討・各種法律相談等のサービスをワンストップで提供。とくに、スムーズな経営と税制面のメリットをトータルに考慮した提案を強みとしています。